衛星基本設計審査会 Preliminary Design Review
どうも、田中です。
5月の連休も終わり、青空が目にしみる季節になってきました。
ARTSAT Projectでは、GW中はずっと開発に取り組んでおりました。といいますのも、5月6日(GW最終日)に衛星の基本設計を確認する審査会を実施したためです。
衛星基本設計審査会では、衛星が宇宙で動くように、設計にミスや抜けがないかということを外部機関の専門家の方をお呼びして、審査を行って頂く機会です。
ARTSAT Projectも、とうとうそんな時期になりました。
ARTSAT ProjectのPDRでは、JAXA産学連携センターの方々、JAMSATの方々、他大学の大学衛星の方々をレビュアーとしてお呼びいたしました。
その時の様子です。
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レビュアーへ配布した INVADER衛星の設計書。

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レビュー会場の様子



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左:C&DH系の発表。以前にブログで紹介したシステム図もバージョンアップされました。
右:熱系の発表。ARTSAT Tシャツを着ての発表です。右手に持っているのが、3Dプリンターで出力したINVADER衛星のモックアップ。
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8時間におよぶレビュー会となり、指摘を受け、INVADERの設計を見直す非常に良い機会となりました。
指摘事項を反映させて、次の試作機の開発に進みたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
レビュアーの方々、GW中の休日にもかかわらずご参加頂き、誠にありがとうございました(いやー、熱いです。。)。
開発メンバーの方、お疲れさまでした。これからも頑張りましょう。
(文責:田中)
7:33 pm • 11 May 2012
BBM開発合宿#4
C&DH系の木村です!こんにちは!
もう4月も下旬ということで、日中はだいぶ暖かくなってきましたが、
寒暖の差も大きく、風邪をひきやすい季節でもありますね。
みなさまも体調を崩さぬよう、くれぐれもお気をつけください。

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さて、来月にPDRを控えていることもあり、「BBM開発合宿#4」を行いました。
開発合宿とは、一日中、開発ルームに閉じこもって開発をするというものです。
もちろん平日も開発は行っていますが、
授業も始まり、平日はみんなで集まれる時間がとりにくいということで、
休日に開発メンバー全員で集まって開発することにしています。
皆で集まっての開発というのはとてもいいもので、
その場で話し合って迅速に設計を決定・確認できますし、
それぞれの知識を持ちよれば新人の教育もはかどりますし、
なにより、わいわい楽しく進められます。
新人にもたくさん入ってもらえましたので、
製作の技術の教育はもちろんのこと、コミュニケーションも大事にしたいですね。
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下の写真は、FM送信機をBBMメイン基盤に組み込んでいる様子です。
デジタル波形(赤線)がモデムによってアナログ波形(黄色)に変調されています。

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PDRに向けて、資料をまとめたりのデスクワークも増えてきましたが、
BBM開発も後半戦です。
頑張っていきましょう!
文責:木村
2:48 am • 22 April 2012
新人勉強会
C&DH系の木村です。
こんばんは!
東京では桜も満開になり、陽気も春めいてきました。
4月になり、ARTSATプロジェクトにも新入生が参入してきてくれています。
この春に新しく本郷キャンパスに通うようになった新3年生が中心です。
先日の日曜日、新入生向けに衛星のシステム勉強会(第二回)を行いました。
ARTSAT(INVADER)を含めた衛星という「システム」を設計する際の思想から始まり、
衛星の軌道や姿勢変動、熱構造、通信、電源、ミッション、C&DH...
昼からはじめて、説明し終わるころには夜になってしまっていましたが、この衛星のシステムを
理解してもらえるきっかけになったらなあと思います。
勉強会のあと、衛星に搭載予定のメインCPU、
H8マイコンを使った組み込み系プログラムの講習会も行いました。
下は、そのときの様子です。

大きなブレッドボードのまわりに集まって、回路を組んでいます。
みんな真剣に作業しています…。

…動かない。どこが悪いのやら…?
…
…

全員、プログラムを実際に動かすことができました!!
私の拙い説明で、どこまで伝えられたか不安ではありますが、マイコンはCube Satには不可欠な存在ですので、
少しでもみんながマイコンに関する(ひいては衛星に関する)理解を深めてくれたら嬉しいです!
BBMも引き続き製作中です。大分配線も混沌としてきましたね(笑)
来月にはレビュー会を予定していますが、それに向けて頑張って参ります!
文責: 木村
1:40 am • 10 April 2012
衛星の司令塔
INVADER衛星開発チームC&DH系の木村です!はじめまして。
C&DHとは、Command and Data Handlingの略です。
構造系、通信系と比べて、名前だけではあまりピンと来ないでしょう。
衛星の中には、多くのデータ(情報)が存在します。
地球の地場、衛星の回転速度、温度など、センサのデータ、
カメラが撮った画像データ、
衛星が今どういう状態にあるのかを示す(変数)データ
…
また、衛星は電子機器のカタマリです。
(下の写真は、INVADER衛星のシステムを簡単に表したものです)
例えば、この衛星(INVADER)には、3つのコンピュータが搭載されています。
この写真で、太い枠で囲まれている3つですね。

この3つのコンピュータの間では、
頻繁にデータのやり取りが行われています。
こうしたコンピュータの間のコミュニケーションを担当するのが、C&DH系です。
カッコよく言うと、衛星の中の司令塔ですね!(笑)
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前置きが長くなりましたが、
最近の開発の様子を載せてみたいと思います。
下の写真の中央にあるのは、現在制作中のセンサの動作試験基盤です。
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下の写真は、衛星から下ろされたデータを、
どう利用するか(どういう芸術作品におこすか)を話し合っている時の様子です。
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こうした会議で生まれたアイデアも一つ紹介しておきます。
下の写真は、INVADER衛星に載せる予定のラインカメラで、
8つのLEDを撮影したものです。
写真の縦方向がライン方向(LEDの並んでいる方向)で、
写真の左から右に向かってスキャンを行っています。
カメラのスキャン速度に合わせて
LEDを点滅させ、「ARTSAT」の文字を描いています。
こうしたミッションデータを、少しでも多く地上に下ろせるよう
頑張るのもC&DH系の仕事です。
いまはまだBBM開発段階ですが、これから打ち上げに向けて一歩一歩頑張って参ります。
応援、よろしくお願いします!
(文責:木村)
2:23 am • 3 March 2012
地球の写真は、どうやって地球に届けるの?
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A「なにやってるの?」
B「いまから宇宙からの電波を受信します」
A「( ゚Д゚)ナニイッテンダコイツ」
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A.テレビや携帯と同様に、宇宙で撮った写真は「電波」にのせて地球に送ります。
一昔前には「宇宙からの電波を受信する」というと、突飛な思考の持ち主の形容詞でした。
今では「宇宙」や「電波」に対する理解が広がり、この表現も古いものになって来たようです。
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初めまして。INVADER衛星開発チーム通信系の新井です。
通信では、この「宇宙からの電波を受信する」というのが一つのお仕事になります。
正確には、宇宙に浮かんでいる「衛星」と久保田先生(多摩美大)の部屋にあるパソコンとの間で、
「電波」のやり取りをするのが通信のお仕事です。
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通信の仕事のうち、衛星側の装置の開発を通信系(東大)が、
多摩美側の装置の開発を地上局系(多摩美大)が担当しています。
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最後に、最近の通信系の様子をば。
通信系は私ときくっち、くーまの3人で活動しています。
現在はBBMという試作モデルの開発段階です。

写真は衛星から地球に送る電波を作る装置(CW送信機:写真中央銀色の物体)と
それを操作する装置(PICマイコンとその周辺回路)で、
PIC周辺回路の動作確認をしているところです。
無事に正常な信号が生成できていました。
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こっちはアンテナの試作を行った時の構体モデル。
通称「なみへい」モデルです。

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こっちはMTG後に系間で議論している様子です。

(文責:新井)
10:58 pm • 8 February 2012
構造面から見た「美しさ」って何だろう
初めまして、東大開発チーム側で構造系を担当しています工学部航空専攻修士1年の外崎(とのさき)と云います。
ブログ作成を通じて、少しでも衛星設計・開発の雰囲気を伝えられたらなーと思います。
さて、私がこの開発チームに加わってから3か月が経つわけですが、ここで構造系から今までを振り返ってみましょう。
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始めはスケッチモデルを通じて美大の方々と目指す衛星の形を議論するところから始まりました。
衛星に「自分自身も写るカメラ」を搭載したいという点で色々アイデアが出た初期段階ですね。
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大体の形状がfixしてくると、次は(構造系だけでなく)全体でイメージを掴むためのペーパー・スチレンモデルの作成です。
写真はケント紙によるペーパーモデルが外崎作、スチレンボードを使ったスチレンモデルが熱構造系担当の尾崎くん作。
その後難波くんも加わり、更にスチレンモデルが進化しています。
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そして構造担当が3名になってからは分担作業が増えてきました。
その中で私はCADモデル(コンピュータによるモデルの描画)の作成が主になっています。
仕様ソフト、Autodesk Inventorのおかげで構造解析(どれだけ変形しうるのか)・固有振動数解析(避けたい振動の条件)を行うことができます。
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長くなりました、やはり視覚ベースということで写真が増えますね。
個人的にはスケッチから始まったものが手作りモデル、CAD、3Dプリンタ(削り出し機)を通じて実際に宇宙に上がっていくものが出来る現場に携われること、それを開発メンバーや美大の方々と共有できることが本当に楽しいです。
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最後に、つい先日の熱構造系ミーティングの様子をペタリ。
左は東大OBで現在デザインエンジニアをなさっている緒方さん。
いつもミーティングに参加してアイデアと技術を提供していただき感謝しています。
さて、構造担当の後輩二人に負けてられませんな!
(文責:外崎)
11:32 am • 30 January 2012
初めまして。冬ですね。
雨にも負けず風にも負けず、今日も薄着で大学に通ってます田中です、こんにちは。
さて、始まりました「ARTSAT.JP BLOG」。
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このブログでは、来たる平成25年度のINVDER衛星の打ち上げに向けて、諸々を綴っていきたいと思います。
本家のHP(artsat.jp)のコンテンツの充実とともに(並行して進めています、少々お待ち下さい)、開発の内実をみなさんに見える形にするために、日々の活動をつづるBlogを開設いたしましたので、是非、フォローしてみて下さい。
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INVADER衛星は、東大航空宇宙学専攻の研究員、学部生、多摩美大学生を中心に開発を進めております。
現在は基礎設計を一通りまわし、問題点の修正とBBMの電子回路と構造の設計/開発中です。
今後のスケジュールとしては、本年度の3月末にBBM開発を完了し、PDR(基本設計審査会)を行う予定です。
安全審査計画提出、周波数申請など、至急行うべきことは今後急いで進めてまいります。
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とりあえず、こんな部屋で開発をしております。

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今後、逐次開発状況を御報告して参りますので、アドバイス、ご指摘等頂けますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!
(文責:田中)
1:02 am • 18 January 2012 • 1 note